BRi-Audioについて
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― 原音再生を追い続けてきた技術者の歩み ―
音の違いに気づいたことがすべての始まり
音楽を聴くたびに、再生環境によって“何かが違う”と感じていた。 高域の倍音が消える、ノイズフロアが揺れる、付帯音が乗る── その違和感が、原音再生を求める姿勢の原点になった。
「加工された音ではなく、録音されたままの音を聴きたい」 その思いが、後の技術思想につながっていく。
ATH‑W5000が耳を育てた
長い時間をかけて選んだ ATH‑W5000は、 高域の倍音をそのまま届ける“素直なヘッドホン”だった。
このヘッドホンを使い続けることで、 電源の癖、DACの付帯音、ノイズフロアの揺れなど、 機材の本質的な違いを聴き分けられる耳が育っていった。
この経験が、後の電源設計の基礎になる。
MaXiO XDが技術者としての視点を決定づけた
当時としては破格の構成── Altera FPGA、AKMの2ch DAC/ADCを多数搭載した“技術の塊”。
その音は驚くほど素直で、 上流の癖がそのまま出るほど透明だった。
ミキサーとして常時稼働させていた経験から、 スイッチング電源の薄い膜、EMIフィルタの癖、 トランスの仕上げの差など、 音の質感を左右する要素を体感で理解するようになった。
内部構成は派手ではない。 しかし、 「正しい電源設計と正しいDAC/ADCの使い方」が 音の透明度を決めることを、この機材が教えてくれた。
技術思想:原音再生のための電源設計
長年の経験から、次のような考えに至った。
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電源は“癖を消すための装置”
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コンデンサは“静けさを作る部品”
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トランスは“倍音の質を決める心臓”
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EMIフィルタは“透明度を守る盾”
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スイッチング電源の薄い膜は確実に音へ影響する
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ノイズフロアの揺れは音の立ち上がりを曇らせる
これらはスペックではなく、 実際に音として感じ取ってきた経験の積み重ねから生まれた思想。
BRi‑Audioの電源設計は、 この“原音再生への姿勢”を中心に組み立てられている。
今の自分を形作ったもの
W5000が耳を育て、 MaXiO XDが音の本質を教え、 長年の実測と実体験が技術思想を固めた。
「録音された音を、そのまま届けたい」 その思いが、今の設計のすべての根っこになっている。