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LPS01ベースの正負差動電源、LPS-Differentialの設計を開始
フラグシップリニア電源LPS01EXLEの設計をベースに、アナログ用の差動電源、LPS-Differentialと、デジタル5V系用電源 LPS-Digitalの設計を開始しました。
LPS-Differential
LPS01のフィルター構成をそのままに、正負電源化。最大1.5A出力ですが、過度応答性に優れたLT1963A/LT3081の組み合わせを採用し、±19Vまで対応可能としています。
LT1963Aは過度応答性に優れる代わりに最大入力20Vまでの為、24Vトロイダルトランスを使用する場合に過電圧となってしまいます。
ですので、ポストレギュレーターとして、19.5Vに制限する為のLM317/337を入れています。
(±12Vまでの場合はポストレギュレーターは使用しません)
LPS-Digital
一般的なデジタル用5Vは差動電源の+側からDC-DCコンバーターやレギュレーターで5Vをとりますが、音質確保のために、トロイダルトランスから分けて1枚の基板に収めています。
デジタル用にノイズの少ない電源が必要だからこそ、こちらもLPS01と同様のフィルター構成で設計しております。
USB AまたはUSB Type-Cコネクタをオプションで配置できるようにしており、単体の最大3A電源としても使用可能な設計です。
現在は基板設計中で、今後、どうケースに収めるかになりますが、基本的に組込やスイッチング電源機器の内部をバイパス改造などして使うものとなりますね。
問題はLKG Super Throughの確保です。