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よくある質問と回答(FAQ)

  • BRi-Audioや出品頒布物への質問と回答を掲載しています

(PSMシリーズ) Bx/Mx/Fxの違いを教えてください

PSMシリーズは基本的にコンデンサの合計平滑容量の違いで型番を分けています。

  • B(Basic) 平滑容量を落とし、5V~24Vのスイッチング/トランス/リニアで幅広く使用可能としたモデル
  • M(Medium)平滑容量を中程度にした代わりに12V以上のスイッチングACアダプターまたは5V以上のトランス/リニア電源で使用可能としたモデル
  • F(Full-Spec) PSM基板の上限までコンデンサを搭載し平滑容量を最大とする代わりに、スイッチングACアダプターを除外し、5V~24Vのトランス/リニア電源で使用可能としたモデル

(PSMシリーズ)Mxで12V未満、FxですべてのスイッチングACアダプターが使えないのはどうしてでしょうか

スイッチングACアダプターの保護回路にサイリスタという部品が多用されていますが、この部品は平滑容量限界があり、平滑容量が増えると保護回路が働いて電流が流れなくなる為、使用不可としています。

但し、サイリスタを使用していないDC-DCコンバーター回路などでは、Fxも動作します。
相性問題となる為、個別には対応はできません。

(PSMシリーズ)コンデンサの容量で違いはありますか?

基本的にニチコンUKAの容量が大きいほど、高音域のノイズ低減及び、トランス/リニア電源の電源平滑に大きく貢献します。
PSM01-MとPSM01-Fでは、Fのほうが高音域のクリア感など違いが出ます。
PSM02-MxとPSM02-Fxでも同様です。

(PSM01)Susie/Tankと比べて高いです。安くなりませんか?

PSM01はBxでSusie+Tankと同等、MxやFxではSusie+Tank以上の性能を持ちます。
ノイズクリーナー機能として、ノーマルモード/コモンモードフィルタを使用しますが、BRi-Audioではノーマルモード/コモンモード/高周波向けコンデンサを1パッケージにまとめ、100KHz~1GHzまでの広範囲にわたるノイズ低減を可能にするMurata EMIFILを採用していますが、コストは10倍以上となります。
また、可聴領域のノイズ低減及び、トランス/リニア電源では電圧の波の平滑回路として動作するコンデンサは、ニチコンのオーディオ用現行最上位のUKAを使用しており、これも一般品とくらべると100倍近いコスト増となりますし、フィルムもプロオーディオ用で採用されているドイツWIMA製品を使用しています。
基板ももちろん、DCジャックやDCプラグ、ケーブルに至るまで性能を落とさない部品を使用している為、コストは高くなってしまいます。
個人の趣味頒布ですので、大量仕入れによるコスト低下もなく、部品調達時の送料もかかります。

基本的に部品調達代(および調達時送料)機材のコテ先や銀はんだなどの消耗品費、送料などを入れて計算しており、1台作ってお届けするのにマイナスにならないギリギリのラインとしております

大変申し訳ありませんが、価格を下げることは困難なことをご了承ください。

(PSM01-x2N)限定のようですが購入できますか?

直接取引限定として頒布しておりますので、購入可能です。
お問い合わせくださいませ。

(PSM02シリーズ) xN/xP/xFの違いを教えてください。

PSM02の固体高分子コンデンサの種類の違いとなります。
どの固体高分子コンデンサも高解像感(粒度)優れたノイズ低減性能、過度応答性、平滑性能を持っております。

  • xN ニチコンPLG 16V 470uF x 8基 
    16Vまでに限定されますが、全域の量感を増強しています。
    DDCやトランスポート、単体DACなどに向いています。
  • xP Panasonic OS-CON SEPF 25V 330uF x 8基
    固体高分子コンデンサの先駆けです。粒度がとても高く、一つ一つの音を正確に表現しますが、欠点としてこなれてくる(エージング)まで1000時間を要します。
    オーディオインターフェース系やTHX系ヘッドフォンアンプなどに向いています。
  • xF ニチコン FPCAP RNL 25V 560uF x 8基
    PSM02シリーズに使用している固体高分子コンデンサの中で最も低いESR値を誇り、程よい量感でバランスの良い音質です。
    粒度が上がると、高音域が耳に刺さるように感じる場合もありますが、本機はそれを感じさせません。

(PSM02シリーズ)出品頒布の予定はありますか?

PSM02シリーズは直接頒布のみとさせていただいております。
PSM02に使用しているニチコンUKAは1本700円、固体高分子コンデンサも1個200~500円で多数使用するものですので、1台がとても高価です。
趣味の頒布ですので、大量購入によるコストダウンもありませんし、1つ作成するにもコストがかかり、出品で数か月出ないとなると、他の開発や出品頒布の予算が取れません。
何卒ご了承くださいませ。

(PSM/LPSシリーズ)なぜ複数の小容量コンデンサを使用しているのでしょうか?大容量で少数にまとめたほうが安くなるのではないでしょうか。

大容量コンデンサ1本のほうが、BRi-Audio製品の複数コンデンサ搭載よりも確かにコストは下がりますが、音質に影響します。
大容量コンデンサを1本で済まそうとすると、エンジニアの方は経験があるかと思いますが、過度応答性が損なわれ、音の出だしが遅くなりがちに感じます。
スイッチング電源はスイッチング速度から過度応答性が良好ですが、スイッチングノイズをなくすことができません。
コンセプトに、ハイレゾ領域をごまかさない、スイッチングとリニア電源のよいところをというのがあり、過度応答性が損なわれてしまうのはコンセプトに反します。

例外として、PSM02やLPS01で1本の容量を増やしたUKAがありますが、これは、WIMA MKP2との組み合わせで高音域の特性がよく、従来の4700uF+MKS2と比べてさらに高音域がクリア(ノイズが少ない)を実感できた為、採用となりました。
但し、小電力系リニア電源の平滑容量を確保する為、PSM01よりも1本増量しています。

コストを下げるために音質を犠牲にすることはできませんので、コストが高くてもニチコンオーディオ用KAと、小容量固体高分子コンデンサ、WIMA MKP2の組み合わせで音質を確保しています。