BRi-PSM01シリーズではスイッチングACアダプターやトランスACアダプターのノイズ低減及び平滑を行うことで高音質化を図ってきましたが、根本的にノイズは低減することしかできません。
DC入力機器の本来の性能を発揮するには、ACから直接DCを出力する電源を使うしかないと感じました。
フィルター部分にPSM01シリーズの発展型フィルター（前段１、後段２ のちに後段はPSM02シリーズとしてリリース）、磁束漏れの少ないトロイダルトランスとSBDブリッジ、リニアレギュレーターでDC電圧を安定化させる従来の方式を採用し、ノイズ対策や電源平滑を強力に行っております。

BRi-Audio設計頒布物の設計目的に加え

• リニア電源の大容量平滑による低ノイズ、低リブルと、スイッチング電源の応答性の良いとこどりを実現する
  リニア電源は平滑容量を稼ぎ電圧の波を低下させる場合、どうしても応答速度が低下し音の立ち上がりが長くなります。スイッチング電源は音の立ち上がりが早く、再現性がよいのですがスイッチングノイズ（数十KHz~MHz)の発生を阻止できません。
  コストがかかるも、適材的所にオーディオ用コンデンサ及び小容量固体高分子コンデンサを複数配置して大容量平滑と高速応答性を確保しています。

出力5～15Vから近い電圧2種類を選び、カスタム対応可能なリニア電源として頒布をしております。
※出力は1系統のみ、2種類の電圧を内部で切り替えることができます
（画像は試作LPS01EX LEの物になります）

Version 1.1では、2つの電圧のうち、上の電圧では5A、下の電圧では4Aの連続出力の安定性を向上させました。
下の電圧でも、ヒートシンクに風を当てることで5A出力に対応可能です。